聴、不正アクセス等のセキュリティ面の弱さから、企業内の基幹回線としてインターネットを利用することはなかった。しかし、インターネットVPNの登場により、インターネットを基幹回線として利用する動きがでてきている。
VPNを構築する方法としては現在二通りあり、一つはセキュリティ機能をユーザー側で構築する自営VPN、もう一つはプロバイダによるVPNサービスの提供である。
VPN機能は、ルーターやファイアウォールに組み込まれた形で提供されるため、設定の繁雑性もなく、また低コストで構築できることから、現在でも米国企業はもちろん、国内企業でも自営VPNを構築し、実際に運用している企業もみられる。一方、プロバイダによるVPNサービスは現在のところNTTPCコミュニケーションズによるサービスしか提供されていない。
しかし、インターネットを活用することから、途中通過する通信回線のトラフィックによって通信速度は大きく異なってくる。そのため、リアルタイムでのコミュニケーションを要する電話や通信ソフトには適さず、バッチ処理やメールの送受信などの用途に適しているといわれている。
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